100年先を豊かにするための実験区「100BANCH(ヒャクバンチ)」が運営するイベント「ナナナナ祭2020」をご存知でしょうか?
100BANCHはパナソニックが創業100年を迎えることを機に構想がスタートしたもので、パナソニック、ロフトワーク、カフェ・カンパニーの3社が手を組むことで2017年7月7日に渋谷に誕生したもので、数々の意欲的なプログラムが始動しています。
その100BANCHから、渋谷で実際に飾られていた懸垂幕を利用したバッグの発売と、そのバッグをモチーフにしたイベントをナナナナ祭2020で行うことを発表しました。
懸垂幕を使った世界に一つのトートバッグ発売
懸垂幕とは屋外で使用される広告物のことで、よくデパートや街中のポールなどから下がっている、標語や広告文などを大書して建物の上から垂らす帯状の布のことを指します。
その懸垂幕をアップサイクル(形状や特徴などを活かしつつより良い製品に変換して価値を高めること)し、トートバックとして生まれ変わらせたものを発売すると発表したのです。
この懸垂幕はPapertype x ShibuyaとMUKUのコラボレーションにより、2019年秋に100BANCHの懸垂幕を作成。実際に2020年6月まで掲出されていました。
※プロダクトイメージ
100BANCHを中心に建物や街を彩った懸垂幕がバッグというプロダクトになり、街に染み出していくという循環を生み出し、プロダクトの売り上げの一部はアーティストにも還元。
さらに100BANCHが主催する今回のナナナナ祭では、この懸垂幕トートバッグの発売を記念した「VIRTUAL FASHIONSHOW」を開催することを発表したのです。
バーチャルファッションショー開催!
このバーチャルファッションショーは、福祉実験ユニットヘラルボニー(MUKU)が手掛ける知的障害のあるアーティストによる作品と、「紙と印刷の《無限の可能性》を探求する」デザインチームであるPaperParade(Papertype)による催しで、2名のダンサーを迎えて懸垂幕のイメージを使ったライブパフォーマンスをオンラインで配信します。
ダンサーは、幅広いジャンルとコラボレーションし、注目を集めるタップダンサー・村田正樹さんと、力強く時にしなやかで時に激しいダンスで観客を魅了する実力派のコンテンポラリーダンサー・石神ちあきさん。
また、映像演出は写真家としても活躍し、2019年福岡アジアアートウィークで金賞も受賞した実力者の土田祐介さんが担当。
ウェブ会議ツールの「Zoom」が提供するユニークな「バーチャル背景」機能を最大限に活用した、実験的なパフォーマンスに挑戦するとのことです。
今回製作されたトートバックについての詳細はまだ発表されていないものの、購入についてはイベント内でのオンライン即売会での購入となるようです。
もしも興味があるという方は、公式サイトのバーチャルファッションショー詳細ページ(https://100banch.myshopify.com/products/papertype-shibuya-muku)をチェックしてみてはいかがでしょうか。