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「ジェネシスクラウドサービス」オリックス生命へのGenesys Cloud導入事例説明会を開催

カスタマーエクスペリエンス・オーケストレーションのグローバルクラウドリーダーであるジェネシスクラウドサービス株式会社は、オリックス生命保険株式会社のコンタクトセンターへ、同社が提供する「Genesys Cloud」の導入・稼働を開始。

都内で導入事例説明会を開催しました。

 

「ジェネシス」オリックス生命へのGenesys Cloud導入・稼働を開始

ジェネシスクラウドサービス(以下、ジェネシス)は、AIを活用したCX・EXの最適化支援を行っている企業。

世界100カ国以上、8000社を超える企業のロイヤルティとビジネス成果の改善を支えており、AIを活用した業界No.1のエクスペリエンス・オーケストレーション・プラットフォームである「Genesys Cloud(ジェネシスクラウド)」を通じ、あらゆる規模の企業に未来のCXを提供し、共感性のあるパーソナライズした体験の提供を実現しています。

本説明会に登壇した、ジェネシスクラウドサービス 代表取締役社長のポール・伊藤・リッチー氏は、挨拶と共に同社の進化について説明。

「ジェネシスは現在も成長を続けており、AI分野も含めて製品開発に対する投資を行っておりまして、これはおそらく業界の中でもNo.1だと思います。Salesforceと共同で開発した“CX Cloud”は日本のリリースが間近になります。」

と紹介。

また、2024年5月に発表した、ビジネス変革のためのAIプラットフォーム「ServiceNow」との戦略的パートナーシップ締結についても言及しました。

続けて登壇した、同社 ソリューションコンサルティング 本部長の岡野泰士氏からは、ジェネシスのAI製品で解決するビジネスモデルについて説明。

ジェネシスの製品とビジョンがどのような形で実現出来るか、というイメージを紹介しました。

その事例では、とある航空会社を利用した顧客が荷物を紛失し、そのことをfacebookへ投稿。その顧客の投稿を検知し、担当者へ通知することで、コンタクトセンターで対応出来ることをアナウンスして誘導。

その後適切な対応を行ったことで、顧客の企業への印象が良くなった、というストーリー。

顧客とコンタクトセンターとのやり取りでは、荷物の手配などエージェントがこれから取り掛かる処理をアシストしてくれるAI機能「コパイロット」などを活用しているデモが流れました。

Genesys Cloudでは、エージェントをアシストするリアルタイムFAQ表示をはじめ、会話を要約や、実際に利用した際の評価・コメントなどを行うことで、機能の改善・アップデートしていくことが可能となっているそう。

また、AI駆動によるエクスペリエンス・オーケストレーション機能により、従業員・ボット・チャネル・システムをまたがるエンドツーエンドのインタラクションと作業のルーティングを一元化し、セルフおよび人間による顧客体験を向上させるように設計。

顧客との通話などのやり取り後に行う「後作業」を予測したりアシストしてくれるため、これまでマニュアルを見て行っていた作業をAIの力で大幅に簡略化させることが出来るようになると紹介しました。

 

Genesys Cloudを導入したオリックス生命の事例紹介

本イベント後半では、実際にGenesys Cloudを導入したオリックス生命 ITクラウド推進部 営業企画部 業務・システム企画チームの棚橋洋氏が登壇。

「これまでコンタクトセンターではオンプレミス型のものを採用して10年間使い続けてきたのですが、利用していたサービスが終了となってしまったんです。10年前のモデルのまま使っていたということや、(コンタクトセンターのシステムの)基盤を委託先に依存していたこともあり、トラブルが起きた際に後手に回ってしまうこともあったんです。」

とGenesys Cloud導入前の課題を語りました。

「一旦は従来使っていたメーカーのものをまた使おうかと考えていたところで、ジェネシス様よりGenesys Cloudには豊富なAPIがあることや、コンタクトセンターシステムを内製化してしまったらどうかと提案を頂きまして、最終的に採用することとなりました。」

と採用の経緯を説明。

ジェネシスとはシステム内製化を進める形で方針を決め、プロフェッショナルサービスを契約。

2023年1月から構築に入り、4月〜9月までで本開発、2024年4月までで展開準備・実施に向けて進めていったそう。

「優先順位をつけて柔軟に対応出来たり、何が問題だったのかを振り返りながら繰り返し考えていき、改善に繋げていきました。チーム全体で密接に連携をとりながら他チームのサポートも積極的に行っていったことが、成功に繋がったのではないかと思います。」

と、本プロジェクト成功の要因を推察。

現在は、従来の機能をほぼそのまま使える状態になっているそうで、今後は新たな機能情報の発信や技術的な支援を仰ぎ、改良を進めている段階だそうです。

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