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「バーチャル高校野球」で夏の甲子園・地方大会2400試合や女子高校野球15試合を配信!

朝日新聞社と朝日放送テレビは、運動通信社が運営するスポーツメディア「SPORTS BULL(スポーツブル)」内で提供している、高校野球の大会などの試合をリアルタイムで視聴出来るサービス「バーチャル高校野球」で、「地方大会全試合」の中継を目指すプロジェクトを展開することを発表しました。

今回の発表では、”夏の甲子園”とも呼ばれる「全国高校野球選手権大会」の29地区の予選、およそ2400試合となる全試合の放送を目指すとしたほか、女子高校野球の夏の大会「全国高等学校女子硬式野球選手権大会」のベスト16からの全15試合も放送することが告知されました。

 

バーチャル高校野球とは?

バーチャル高校野球は、高校野球を動画やニュースでいつでもどこでも楽しめるサービスとして、2015年に朝日新聞社と旧朝日放送株式会社(現朝日放送グループホールディングス)が共同で開始した、「リアルタイムで高校野球の試合が楽しめる」サービスです。

いつ、誰と、どこででも高校野球を楽しむことが出来るサービスとして、昨今の情勢下で注目を集めています。

2020年に戦後初となる開催中止となってしまった夏の甲子園。2021年度も続くこの情勢の中で、本大会が開催される甲子園球場や地方大会の応援へ行けないという方にも試合を視聴出来ると、選手の関係者やファンにも期待されています。

朝日新聞執行役員の高野健一氏は、

「高校野球100年目(厳密には連続して開催ではない)の年となる2015年に、朝日新聞と朝日放送(現在の朝日放送グループホールディングス)が共同で開始して、第100回記念大会を迎えた2018年に”SPORTS BULL”とプラットフォーム契約を締結し、現在の形となっている」

とバーチャル高校野球について説明し、その中で「地方大会の全試合放送を目指すプロジェクト」を始動させたことを発表しました。

2019年に約900試合だった放送は、2021年に約2400試合に拡大。29地区の地方大会の予選から決勝大会となる甲子園球場での試合までを放送予定で、今後は全試合放送に向けて取り組んでいくと説明しました。

 

バーチャル高校野球の新機能も実装!

朝日放送テレビ株式会社取締役の今村俊昭氏は、2021年から新しく始まるサービスについても説明。

マルチビュー機能で同時に最大5試合を視聴出来る機能を実装。これは同時に開催される試合が多くなったことから、見逃したくない試合をしっかりと視聴したいという思いに応えた機能と言えます。

また、「見逃し配信」機能も実装され、有料となるものの「見逃した試合」や「記念に残しておきたい試合」を何度も視聴が可能になるサービスとなります。料金は1試合1960円、シーズンパスは4900円。

そしてスマートフォンでの視聴者のために、縦画面で試合の白熱した場面などをまとめた短尺動画を見ることが出来る「スーパープレイ動画」も提供。

これはスワイプで動画を簡単に切り替えることが出来る仕様となっており、電車移動などの短い時間で楽しみたい方や、各種SNSと似た感覚で手軽に高校野球を楽しみたいという方にオススメな機能となりそうです。

 

2021年から女子高校野球大会の動画配信も開始!

2021年度は、女子高校野球にとって歴史が変わった瞬間でもあります。夏の甲子園と同時期に開催される女子高校野球の全国大会決勝が、史上初の甲子園球場で開催されることが発表されたからです。

バーチャル高校野球では、女子高校野球の夏季大会「全国高等学校女子硬式野球選手権大会」を、ベスト16からとなる約15試合も中継。もちろん夏の甲子園の準決勝後、休養日となる8月22日に甲子園球場で開催される史上初の女子高校野球夏季大会決勝戦も配信されます。

全日本女子野球連盟会長の山田博子氏は、

「私たち女子野球連盟は、”女子野球を当たり前に”というビジョンを持ち、環境を整えるべく尽力しております。今回、選手権大会の決勝戦を阪神甲子園球場で行わせて頂けることは、女子高校野球のみならず、女子野球全体にとって大きな一歩であり、大きな光となりました」

と、この歴史的な一歩について語りました。

しかし課題は山積みであると説明した山田会長は、今から50年・100年続く大きなムーブメントを生み出す、女子野球関係者の熱いパッションと共に、更なる女子野球発展への展望を語りました。

トークセッションでは、バーチャル高校野球を展開中のSPORTS BULLを運営する株式会社運動通信社の代表取締役社長である黒飛功二朗氏、KDDI株式会社 副統括本部長の繁田光平氏が登壇したほか、萩本欽一さんが創設した茨城ゴールデンゴールズの監督を務める片岡安祐美さん、タレントの稲村亜美さん、武井壮さんらも参加しました。

熊本商業野球部初の女子選手として注目を集め、女子野球選手や女子野球界にも大きな影響を与えた片岡さんは、今回の女子高校野球の夏の大会決勝が甲子園で開催されることについて、

「一言でいうなら、歴史が変わった瞬間だなと思います。(全ての女子野球に関わってきた方々の)全ての想いが形となって現れた瞬間じゃないかなという風に、とても嬉しく思っています」

と語りました。

小学生から野球をしていた稲村さんも、

「私たちが野球をやっていた頃って、やはり目指すべき場所として”甲子園”という目標があったんですけど、(高校野球の規定により、女子選手は)出られないという現実があったので、非常に残念な気持ちでプレイしていた時もあった。それが現実となり、1つのゴールが出来たのかなと思います」

と心境を語りました。

陸上競技選手として元日本チャンピオンに輝いた武井さんは、今回の大会がライブ配信されることについて

「配信やSNSが無い時代で、世の中にプレーを見てもらう機会も少なく、諦めなければならない瞬間があったんですけど、今の時代、たくさんの方に見て頂いて多くの方に楽しんでもらう場が本当に増えたと感じています。(この取り組みで)スポーツを見てくださる方の数が増えれば、多くの方がスポーツで人生を豊かに出来ると思っていますので、素晴らしい一歩だなと思います」

と自身の経験などを交えて語りました。

このバーチャル高校野球の新たな取り組みにより、男子・女子双方の高校野球が盛り上がることは間違いありません。ファンにとっても、関係者にとっても、何より選手達にとっても嬉しいサービスとなりそうです。

運動通信社が提供するスポーツメディア「SPORTS BULL」内のサービス「バーチャル高校野球」の新たな取り組み。朝日放送テレビや朝日新聞、KDDI、運動通信社など、非常に多くの企業や通信・野球関係者が情熱を持って提供するこのサービス。

夏の甲子園だけでなく、女子高校野球の試合もライブ配信されるこのサービスは、基本無料で見ることが出来ます。

昨今の情勢で観戦に行くのが難しい夏の風物詩である高校野球を、バーチャル高校野球で楽しんだり応援してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人
TORSO JACK編集部です。 人ではなく、人が創り出す「モノ」や「コト」にフォーカスする事を方針として発信しています。
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