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今年は「間食の、すすめ!」がテーマ!日本栄養士会が伝える食の課題解決のための“間食”とは

公益社団法人日本栄養士会は、全ての人々の健康維持・増進の実現を目的に8月4日を「栄養の日」に、そして8月1日〜7日を「栄養週間」として2016年に制定しています。

そしてこの度、今年の栄養習慣のテーマを「間食の、すすめ!」と題し、8月2日に都内で「栄養の日・栄養週間2023」の市民公開講座収録イベントを開催しました。

 

栄養士会がすすめる食習慣改善のための「間食」

 

間食は太る・悪という考えは古い!

間食と聞いて「おやつ」や「15時」「お菓子」といったイメージを連想する方は非常に多いはず。そして間食には「太る」という悪い習慣のイメージがつきもの。

子供の頃は当たり前だったおやつの時間も、大人になることで「カロリーの過剰摂取に繋がる」という印象を受ける方もいることでしょう。

しかし、現代では様々な食の課題を抱えている方が多いと日本栄養士会は説明。そこで今年のテーマを「間食の、すすめ!」と題し、8月4日の「栄養の日」に合わせた「栄養の日・栄養週間 2023」市民公開講座 収録イベントを開催しました。

 

日本栄養士会とNPO法人が共に取り組むドネーション企画を実施中

日本栄養士会では、認定NPO法人カタリバと共にドネーション企画を実施中。日本栄養士会 企画広報課の佐藤さんは、

「今年新たに取り組んでいるドネーション企画として、格差の中にある栄養と食事の課題解決に向け、認定NPO法人カタリバ様と活動を共にすることになりました。8月31日まで、スマイルリングプロジェクトと題して実施しております。」

と説明。

「栄養ワンダーオンライン」に参加することで日本栄養士会からカタリバへ寄付が発生するものとなっており、レシピや豆知識の投稿・いいね・シェアといったアクション毎にそれぞれスマイル(1スマイル=10円)が溜まっていき、それに応じた金額を寄付するという取り組み。

カタリバは全国で6箇所、さらにオンラインで8万人の子供たちを支援するだけでなく、様々な家庭環境で食事が出来ない子供たちのために「あたたかい食卓」も提供しています。

カタリバの野口さんは今回の取り組みについて、

「今回の取り組みの中で、私の中で“間食はダメだよ”と言われてきた記憶があるのですが、今回ご一緒させて頂く中で色々と勉強させて頂きまして、自分の状況やライフスタイルに合わせて適切に間食を摂ることが大事なんだということを学ばせて頂きました。ご一緒する中で学びながら、子供たちにも素晴らしい食事を提供していければと思っております。」

とコメントされました。

 

溝端淳平も驚き!栄養・食事の課題を解決する「間食の、すすめ!」の極意

今回のイベントは8月4日の栄養の日に公開予定の「市民講座」の公開収録。

本イベントには日本栄養士会 副会長を務める鈴木志保子さん、そして「栄養の日・栄養週間 2023」アンバサダーである溝端淳平さんが登壇されました。

日々ドラマやテレビの撮影等で忙しい溝端さんの「とある1日」の食事や生活スケジュールが出され、鈴木さんにチェックしてもらうことに。

「ごはんは3食食べられていますが、体重の変動はありますか?」「体重は量っていますか?」と栄養士目線で質問される鈴木さんに対し、生活サイクルを回答していく溝端さん。

体重は毎日お風呂上がりに量っているそうですが、ここで鈴木さんがアドバイスを行います。

「体重は朝の排尿後に量るのがおすすめです。栄養状態は食事を摂ったり摂らなかったり、また食事時間が変動します。朝起きた後ですと設定がいつも同じ状態となるので、日々の変化を比較出来るようになります。」

と説明され、溝端さんも「そういうことか!朝は食事後に1番時間の間隔が空くので、リセットされているってことですね。なるほど!」と感心されていました。

その後、日頃の課題について聞かれた溝端さんは「便秘になりやすい」「風邪をひきやすい」といった悩みを告白。それに対して鈴木さんから、

「便秘は便の水分が不足していることで起きやすいくなります。日中忙しくて水分をしっかり摂れていないことがあれば、それが原因の可能性が高いかもしれませんね。」

とアドバイスされていました。

その後、間食について溝端さんに尋ねたところ、溝端さんは「おやつのイメージがあったり、そもそも間食をしたいと思わなくなってしまっている」とコメント。

それに対し、風邪をひきやすい状態は「体のエネルギー不足」が原因かもしれないと鈴木さんは解説。

「しっかり食事を食べたつもりでも、全てを消化吸収は出来ません。仕事や緊張からくるストレス等で、消化の能率が落ちてエネルギーが足りなくなると、体が省エネ化します。そうすると体全ての機能も省エネ化してしまう。」

とコメント。そして間食のイメージについても、

「今回紹介している間食は“おやつ”とは違います。1日に摂って良い栄養素・エネルギー量がある中で、溝端さんは朝食が少ない。そうしたらスタジオ到着後にゼリー等で足りない分を摂取する。こういったものが(今回のテーマで定義する)間食ということです。」

と説明し、溝端さんも思わず「なるほど」頷きます。

「1日のエネルギー総量が足りなくなるくらいならば、こまめに4食・5食と間食を入れて食事を行いましょう。多過ぎず・少な過ぎず、丁度良い量を食べましょう」と呼びかけました。

鈴木さんの講義を熱心に聞いていた溝端さんは、

「本当に勉強になりました。自分自身に合ったスタイルを探して、“これでいいんだ”と決めつけずに、朝体重を量って健康状態を鑑みながら臨機応変に考えていくことが大事なんだなと思いました。今日1番の学びは、朝イチに体重計に乗るということですね!」

とコメント。

鈴木さんから間食の極意を学んだ溝端さんには「間食の取り方 五か条」習得証明書が授与されました。

 

「間食レシピ」オブ・ザ・イヤー表彰式を実施

その後は「間食レシピ」オブ・ザ・イヤーの表彰式も実施。430アカウントの中から選ばれた5つのレシピは以下の通り。

●もちもちフルーツヨーグルト
投稿者:松尾真里さん

●旨のりポテト
投稿者:奥野由さん

●フルーツたっぷり牛乳寒天
投稿者:葉梨静香さん

●キウイと桃のトロピカルマリネ
投稿者:菱沼未央さん

●カッテにじゃがいもになった、おはぎ
投稿者:佐藤貴子さん

壇上には「もちもちフルーツヨーグルト」を投稿した松尾さんが登壇し、受賞者全員を代表して表彰。

松尾さんは、

「投票してくださった皆様、本当にありがとうございます。私も3食食べることが大切だと思っていたのですが、高齢者の方などは食べられない方もいらっしゃるので、どうしても栄養不足になってしまう方もいらっしゃいました。ぜひこの機会にもっと作りやすい・食べやすい間食メニューを皆さんに提供させて頂けたらと思います。」

と喜びのコメントをされていました。

 

食事や栄養に課題がある方が多いと言われている日本人。しっかりと栄養やエネルギーを摂るために「おやつではない間食」を習慣づけることが大切となってくるかもしれません。

「しっかり食事が摂れていない。」「栄養が足りていないかも…。」「どんな間食のレシピがあるの?」と悩み・疑問がある方は「栄養の日・栄養週間 2023」特設サイトをぜひご覧になってみてください。

今回の公開収録では、溝端さんが登壇された以外にも3つの市民講座も収録。これらは8月4日に特設サイト内で公開予定となっているので、ぜひこちらもお見逃しなく。

特設サイト:https://www.nutas.jp/84/2023/

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