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GINZA SIXで食を通じて防災を考える「銀座もしもイブニングカフェ at 三原テラス」開催

銀座エリア最大の商業施設「GINZA SIX」では、関東大震災から100年となる、2023年9月1日の「防災の日」から9月3日までの3日間、2Fにある三原テラスにて“食”を通じて防災を考える「銀座もしもイブニングカフェ at 三原テラス」が開催されています。

 

GINZA SIXで「銀座もしもイブニングカフェ at 三原テラス」開催

 

「地震大国」日本

日本は地震大国と呼ばれる程に地震が起きる国。

今年は1923年に起きた関東大震災から丁度100年を迎える年。これまでにも阪神淡路大震災、そして記憶に新しい東日本大震災など、甚大な被害が発生した災害は地震に限ってみても数えきれない程。

“もしも”銀座で大地震に遭遇したら「むやみに帰らない」という選択肢があります。

実は東京都は、救助・救命活動の妨げや徒歩帰宅中に余震等での二次災害に遭う恐れがあるため、災害発生から72時間はむやみに移動せず、安全な場所に留まること(=一斉帰宅の抑制)を推奨していることをご存知でしょうか。

実際に東日本大震災によって電車がストップした際、都市部の方々が一斉に帰宅したほか、帰宅出来ない方を迎えに行く方も大量に出たため、一般道路が大混雑。その結果、救急・消防活動に大きな影響を与えました。救急・消防車両が渋滞に嵌まってしまい、通行が困難となる事態が起きたのです。

当時の東京の最大震度は5強程だったため、地震による直接的な被害は少なく、家族の安否を心配して「何がなんでも帰る」という方は少なかったのですが、それでも大混雑は発生しました。

そこで銀座エリア最大の商業施設であるGINZA SIXは、関東大震災から100年となる2023年9月1日の防災の日から3日間、2階にある三原テラスにて“食”を通じて防災を考える「銀座もしもイブニングカフェ at 三原テラス」を開催します。

 

「銀座もしもイブニングカフェ at 三原テラス」

GINZA SIXでは構造体耐震安全性を有しているほか、中央区との協定によって帰宅困難者3,000人の受け入れに対応出来るよう、最大72時間の食料・水・毛布など災害時に必要な物品を保管する備蓄倉庫を整備しているほか、地下3Fの文化・交流施設「観世能楽堂(多目的ホール)」等を一時滞在スペースとして活用出来るよう備えています。
※中央区とGINZA SIX管理組合で協定を締結

また、GINZA SIXでは日本の避難所の環境改善に向けたキーワード「TKB48」(トイレ、キッチン、ベッドを48時間以内に避難所に整備する)を提唱し、災害による避難や衛生等の関係で亡くなってしまう「災害関連死」問題に取り組む避難所・避難生活学会及び銀座に店を構える「資生堂パーラー」「GINZA innit」「空也」とコラボレーション。

“食”を通じ、今後の銀座の街の防災を考えるきっかけの場を創出するべく、9月1日「防災の日」より3日間限定で「銀座もしもイブニングカフェ at 三原テラス」をオープンしました。

「銀座もしもイブニングカフェ at 三原テラス」で提供されるメニューは、電気やガスを節約しながら、キッチンにある食材と非常食を使ってシェフが作ったという設定の「もしもディッシュ48H」。

これは上述したトイレ・キッチン・ベッドを48時間以内に避難所に整備する「TKB48」の考えから来ており、特に日本と同じく災害大国であるイタリアで提供される被災者用の食事から考案。

48時間常温で保存した状態でも食べられる野菜や、災害用の長期保存食「IZAMESHIごはん」などを使用したメニュー。

カフェではドリンク1杯を注文することで「もしも野菜スープ」「もしもチキンライス」「もしもコブサラダ」を毎日先着50名まで食べることが出来ます。

会場で配布されるリーフレット「銀座もしもフーズ」では、一斉帰宅抑制の必要性やTKB48についての知識、もしもディッシュ48Hのレシピ等が記載。

他にもGINZA SIXをはじめとする各店舗やオンラインストア等で購入出来る「もしもの際に役立つスイーツ」の紹介。

「もしも銀座で被災したら」というIFを改めて考え、食材を無駄にしないだけではなく「こんな時に自分はどう行動するか」「被災した際の状況はどうなのか」ということを再認識するためにも、非常に有意義なイベントとなっています。

 

日本の被災者支援は後進国?「イタリアとの大きな違い」とは

一般社団法人 避難所・避難生活学会 常任理事・事務局の水谷嘉浩さんは、平成の約30年間で災害に関連して亡くなってしまう方(負傷の悪化や、劣悪な環境での身体的負担による疾病等)が、認定され災害弔慰金が支払われた方だけでも約5,000名もいると説明。

一方で同じ災害大国のイタリアでは、トイレ・食事・ベッドの提供速度・質共に圧倒的に異なり、ほぼ災害関連死が起こっていないと話します。

「イタリアではシャワー付きのトイレが完備されるほか、大型のキッチンカーが送られて、プロの料理人が暖かい料理を毎食別メニューで提供。さらにイタリアでは1人1つの立派なテントにベッド・エアコンが完備されています。これが48時間以内に配備されます。だから国民保護の考え方のレベルが違う。日本はあまりにも遅れているんです。」

と説明してくれました。

また、日本の被災地の食事事情にも言及。

「まず国が災害時に提供する食事は工業製品です。西日本豪雨で被害に遭った方が避難したとある避難所では、約4ヶ月間毎日メロンパンが出されていました。朝メロンパン、昼おにぎり、夜お弁当という食生活が毎日。流石に変えて欲しいとお願いしたら、提供先がローソンからセブンイレブンに変わったらしいです。」

と話し、食事事情も大きくイタリアから劣っていると説明されました。避難所での食生活や環境は、日本はイタリアと比べ圧倒的に遅れていると言わざるを得ないでしょう。

今回のイベントで展示されている「段ボールベッド」は、水谷さんが各自治体に対して支援物資として避難所に提供出来るよう各都道府県と交渉。殆どの都道府県に良い方向で交渉が進んでいるのだとか。

しかし、全国で約1,700ある全ての自治体への普及は、現段階では難しいだろうと水谷さんは説明します。

「日本では法律が変わっておらず、各自治体で対応がバラバラ。つまり約1700ある自治体の数だけ対応方法が異なっていて、均一化されていない。そのため隣の自治体へ支援も出来ない。実際に支援しているのはボランティアで、それも“自主的に行なっている”こと。だから避難所の敷地内で炊き出しの提供が出来ず、避難民が自主的に避難所内に持ち込んで食べているということになっています。これっておかしいと思いませんか?」

と説明。

こういった緊急時の対応が世界と比べて遥かに遅れていることは事実。そしてこの現状は私たち一般の人々が声を上げないと変わらない。そう語る水谷さんは、今回のイベントでTKB48の考えや被災時にどう行動するべきかといったことを、改めて知って欲しいと訴えかけました。

 

イベント概要

●「銀座もしもイブニングカフェ at 三原テラス」

日時:2023年9月1日〜9月3日 16時〜20時
場所:GINZA SIX 2F 三原テラス
内容:
・資生堂パーラー総調理長考案「もしもディッシュ48H」 1日限定50食を提供(1人1食) ※ワンドリング(550円〜)のオーダーが必要となります。
・「銀座もしもフーズ」リーフレット配布
・「TKB48」に関する啓発POP、段ボールベッド展示

 

もしもの時、私たちはどういった行動をすればいいのか。そして帰宅困難な状況になった時に提供される物資や食事、環境はこのままで良いのか。

関東大震災から100年という年になった今こそ、考えてみてはいかがでしょうか。

GINZA SIXでは9月3日までの期間中、16時から開催される「銀座もしもイブニングカフェ at 三原テラス」。近くに立ち寄った際は、ぜひ足を運んでみてください。

URL:https://ginza6.tokyo/news/172958

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