殆どの方が小学生の時に着用したことがある「ランドセル」。
6年間使い続ける、小学生の相棒とも言えるランドセル。そのランドセルを製造する鞄メーカーで、大正8年(1919年)創業の老舗企業である株式会社セイバン(以下、セイバン)の「天使のはねランドセル」は、ランドセルの代名詞とも言える存在です。
セイバンは2022年2月25日に、東京都で4店舗目となる「セイバン 恵比寿」をオープンしたばかり。
当編集部はランドセル専門店として店舗を構えるセイバン 恵比寿に伺い、都内ではセイバン 恵比寿でしか体験出来ない設備や商品のトレンドなどの取材を行いました。
ランドセル専門店「セイバン恵比寿」
セイバンとは
セイバンは大正8年(1919年)に創業の、各種カバンの製造・販売を行っている企業。
特にセイバンのランドセルは、1993年に「わずか740gのランドセル」としてギネス認定されており、その後2003年に多くの方が知っている、セイバンの看板商品とも言えるランドセル「天使のはね」が完成しています。
現在全国に多数の取り扱い店を構えるセイバンが、2022年2月に東京で4店舗目のランドセル専門店「セイバン 恵比寿」をオープンしました。
今回セイバンについて取材対応をして頂いた、ランドセル事業部 販売促進グループの久保明広氏は、セイバンのランドセルの特長として、「子どもの体への負担を軽減する機能を複数搭載している点」と説明。
湾曲形状となっており重量を分散してくれるベルトや、背中のクッション、そしてセイバンランドセル製品の最大の特長とも言える「天使のはね」などにより、小児科医の98%※が推奨する、非常に高い評価を受けているランドセルブランドだと教えてくれました。
※小児科の医師100名が評価。2020年1月 AskDoctors調べ
また、直営店で接客してくれるスタッフは「ランドセルコンシェルジュ」と呼ばれています。
実際にお客様に対して、ランドセルの違いや特長などを懇切丁寧に説明していました。
専門的な知識でランドセル選びをサポートしてくれるランドセルコンシェルジュは直営店に常駐してくれているので、訪れた際に自身の希望などからぴったりのランドセルを選ぶサポートをしてくれることでしょう。
シーンごとのランドセル着用姿が体験出来る「セイバン 恵比寿」のフィッティングラボ
2022年2月25日にオープンした「セイバン 恵比寿」は、セイバンの店舗としては東京都で、立川・池袋・日本橋に続いて4店舗目となる直営店。
そして「セイバン 恵比寿」では、全国でもこの恵比寿と横浜店にしかない「FITTING LABO(フィッティングラボ)」が特徴的と言えるでしょう。
こちらはただのフィティングルームではなく、自然光を再現出来る照明を備え、それぞれ朝・日中・夕方の自然光を再現。
店舗内と同じ屋内照明や夜間を再現した照明もあるため、様々なシチュエーションでどのような色合いになるのかを確認することが出来ます。
さらに、鏡からライトが出るギミックも搭載しており、セイバンのランドセルに搭載された反射板の光り具合をその場で直接確認でき、安全性を体験してもらえる驚きの機能も備えています。
大切な子どもへ持たせるランドセルの見え方や安全性などを確認することが出来るこの設備は、東京都のセイバン店舗では、「セイバン 恵比寿」でしか体験出来ないものとなっています。
ランドセル試着アプリも展開中
セイバンでは、ランドセル試着アプリ「TRY SEIBAN2023」の展開も行なっています。
このアプリは、本当にランドセルを背負っているかのような画像を簡単に生成することが出来るアプリとなっています。
上記が試着カット。本当に背負っているかのように見えるため、集中力が長続きしない子どもに似合いそうなランドセルを、親御さんが時間をかけて絞り込むことも出来ます。
また、ID・パスワード・個人情報の登録も必要なく、横・後ろ・斜め後ろの3種類の画像を撮影するだけで、100種類以上のランドセルから試着イメージを簡単に確認することも、カラーを選んでの絞り込みなども出来る機能などを搭載。
また、久保氏によると、本アプリには「子どもが好きボタン」と「大人が好きボタン」が存在し、実際に着用する子どもと親御さんの好みを分けて登録することが出来るそう。
直営店に訪れる際にランドセルコンシェルジュに好きなアイテムを選んだ状態のアプリを見せることで、子どもと大人が選んだランドセルの特徴や傾向に合わせたランドセルを見繕ってもらうことも可能です。
店舗に訪れる前に試着アプリでお気に入りをしておき、実際の着用感を確かめるという方法の他にも、頻繁に試着に出向くことが難しかったり、遠方に住んでいる家族へ現在選んでいるランドセルを見せるといった、幅広い使い方が可能なアプリ。
ただの試着アプリとしてだけではなく、コミュニケーションツールとしての活用も出来る利便性の高いツールと言えそうです。
2023年人気のランドセルは?
久保氏に色々なお話を聞いた後、ランドセルの人気についても伺ってみました。
なんと来年度、つまり「2023年度のランドセル商戦」は既に始まっており、ゴールデンウィーク頃にはもう足を運んでランドセル選びを行うご家族も多いのだとか。
早い方は幼稚園の年中さんの頃からリサーチを開始するという方もいらっしゃるそうで、驚いてしまいました。
気になる2023年度の人気ランドセルはというと、女の子からは淡い色のランドセルが、男の子からはベースが黒色でふちや糸に別の色を入れたモデルが人気なのだそう。
2022年度に1番人気だったのは、「クリスタル」というモデルの、「シャーベットミント」カラーのランドセル。
今年の最新モデル「ナチュール」でも、同じくシャーベットミントカラーが一番人気となっているそうです。
人気モデルが揃うセイバン 恵比寿。取材当日も複数の方がランドセルを見に訪れており、ランドセルコンシェルジュと相談をしながら真剣な目でランドセルをチェックされていました。
「お子さまにとって1度きりのランドセル選び。みなさまでたくさん話し合って、お子さまにとって理想のランドセルを見つけて欲しい」と語る久保氏。
小学生の6年間という長い時間を共に過ごすことになるカバンだからこそ、妥協せず納得のいく1つを選んで欲しい。
実際に使う子どもへの負担を極限まで減らすべく、品質にこだわっているセイバンだからこその姿勢と言えるでしょう。
ランドセルを吟味するご家族の方は、ぜひセイバンのランドセルを手にとって見てみてください。
事前にアイテムを絞り込んだり、イメージを持つため、セイバンが提供しているランドセル試着アプリ「TRY SEIBAN2023」で試し、フィッティングラボで実際に使っている姿を見てみてはいかがでしょうか。