ファッション&カルチャーなど流行を発信するメディア

ライフスタイル

「100年生活者研究所」が設立1周年!1年間の調査・研究成果発表会を開催

Hakuhodo DY Matrixのシンクタンクとして設立された「100年生活者研究所」は、国際連合が定めた国際幸福デーである3月20日で設立1周年。

これを記念し、100年生活者研究所が巣鴨にて運営している「100年生活カフェ かたりば」にて、この1年間の調査・研究成果や来年度活動方針について説明する研究発表会が開催されました。

 

「100年生活者研究所」1年間の成果・活動発表会を開催

100歳まで生きたい希望にあふれるWell-beingな社会を目指し、2023年3月20日より“シニアの原宿”と言われる巣鴨に設立・運営が開始された「100年生活者研究所」。

対話の場として研究所内に設けた「100年生活カフェ かたりば」では、来店した客との対談で様々なデータを集め、幸福に繋がるアイディアを探索。さらに公式LINEアカウントを活用し、登録者へアンケートを配信してのデータ収集も実施しています。

その100年生活者研究所は設立1周年を迎え、この1年間で集めたデータによる調査結果や研究成果の発表会が開催されました。

100年生活者研究所で所⻑を務める大高香世さんは、まずこれまでの1年間の活動を報告。

“人生100年時代の幸福とは何か?”を胸に活動を続けてきたと話す大高さん。

「“コア活動”では、研究して蓄えた知見を記事にし、世の中に配信していくという蓄え、広げていく活動を行ってきました。次に“インターナル活動”は、研究所の全ての社員が副業のような形で研究を進めており、研究活動を行うこと自体が人材育成に繋がっているという側面もございます。最後に“エクスターナル活動”では研究所の知見を活かし、産学官・メディアと連携を取りながら新しい事業を生み出していく。これら3つを有機的に回しながら活動を行なっています。」

と説明しました。

100年生活者研究所で働くために、大高さんの愛称“おかよ”が付けられた全10回の講習「おかよ道場」を受け、ここで基本的なロジカルシンキングやマーケティングの基礎戦略・プランニングなどのほか、1番重要視しているというファシリテーションを学ぶそう。

下は入社1年目の方・上は69歳までと、非常に幅広い年代の40名が勤務しているとのこと。

ここまで延べ1,000名以上の方々にアンケートを行い、1年間で50以上の研究記事を配信。これを多くのメディアに取り上げてもらい、広告出稿換算で7億円を超える露出となったことも報告しました。

 

人生100年時代のリアリティある声を語るトークセッション開催

その後に行われたトークセッションでは、シニアインフルエンサーの大崎博子さん、100年生活カフェ かたりばの客代表として、岐阜市立女子短期大学などで教鞭をとっていた中西満貴典さん、そして100年生活者研究所 研究員の大谷拓さん、活動報告に続けて大高さんが登壇。

中西さんは初めて来店した日のことについて、

「私は愛知と東京・巣鴨で二拠点生活をしておりまして、元々喫茶店好きということもあり、色々なお店に通ってきました。元々このかたりばは気になっていて、2023年の10月終わりくらいに初めて伺いました。知り合いのいない中での生活でしたので、地元の喫茶店で語ることが出来るような感覚が好きで、今ではほぼ毎日通っており、閉店間際まで居座ってしまうこともあります。自分にとっては第三の居場所のようなところですね。」

と、常連になった経緯について語られました。

大谷さんは、

「皆さん帰る時に“また来るね!”と笑顔で帰っていってくださることが凄く印象的です。お話を伺う場ですが、逆に勉強させてもらって、“また聞かせてくださいね”って言ってお帰り頂くことも凄く多かったりするので、お互いにとって凄く良い場所になっているんじゃないかと思います。」

と、働いている方の目線でも、良い相乗効果が生まれていることが分かるエピソードを披露しました。

御年91歳で、X(旧Twitter)のフォロワーが20万人超えのシニアインフルエンサーである大崎さん。

大高さんは大崎さんと非常に仲が良く、プライベートでは「ひろこさん」と呼んでいるのだとか。

100歳目前でも元気に過ごされている大崎さんに、健康の秘訣について尋ねると、

「自由気ままに生活していますね。好きなことをして、好きなものを食べて、好きなものを飲んで楽しく生活していますし、毎日晩酌もしてます。もう毎日好きなことをしていますよ。人生90年生きてきて、今が一番楽しい。」

と素敵な笑顔でコメントされました。

和やかな空気の中、トークセッションは終了。続けて大高さんからは、今後の100年生活者研究所の活動内容について説明も行われました。

産業界や官公庁との連携で商品開発・ウェルビーイングな街づくり等に貢献していくほか、アカデミアとの連携でキャリアデザイン講座の開設やウェルビーイング指標の開発を行なっていくそう。

またメディアとの協力によって100年生活をテーマにしたコンテンツの開発も行っていくと、今後の方針を述べていました。

 

設立1周年記念企画「人生100年時代の幸せ 100のヒント展」開催中

100年生活カフェ かたりばでは、設立1周年を記念した展示などを開催中。

人生100年時代を幸せに生きるヒントになるエピソード・声をまとめたパネル展示や、研究成果を紹介する冊子「100年生活者白書 Vol.1」を、2024年3月20日〜4月29日までの期間、カフェ内に設置しています。

さらに期間中は限定メニューとして「幸せのフルーツサンド」「幸せのいちごサンド」の販売も実施。


期間限定メニューはどちらも450円(税込)、両方注文でセット価格の800円(税込)

詳細について知りたい方は、100年生活者研究所のHPをご参照ください。

 

●人生100年時代の幸せ 100のヒント展

公開日:2024年3月20日4〜月29日まで展示
場所:100年生活カフェ かたりば(東京都豊島区巣鴨3-34-3 ⻄村商店第2ビル3F)
内容:
・人生100年時代のヒントとなるお客さまのエピソードをまとめたパネル1点
・各エピソードを紹介するモニター投影
・研究結果を紹介する調査パネル10点
・研究結果を1冊にまとめた冊子「100年生活者白書 Vol.1」の展示
・日本人の幸福度を新たな指標で調査・分析した「ウェルビーイングレポート」

URL:https://well-being-matrix.com/100years_lab/

  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事

TORSO JACK編集部です。 人ではなく、人が創り出す「モノ」や「コト」にフォーカスする事を方針として発信しています。

  1. 西武線沿線で宝探し!9市区町でリアル謎解きイベント「ナゾトキア」が11月1日より開催

  2. 海外旅行・出張で不便なデータ通信利用に便利なeSIMサービス「Saily」の特徴や口コミご紹介

  3. 「GELATO PIQUE HOMME × Begin」コラボアイビーコレクションが発売開始

RELATED

PAGE TOP