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こだわり発酵食ばかり!発酵食文化が根付く岡山県真庭市のことを「まにわ発酵’s」が発信

岡山県は、岡山県北部の真庭地域における発酵食文化の魅力を紹介する「真庭の発酵食文化」について、プレス向けイベントを開催。

森林や高原に囲まれ良質な水源がある真庭市では古くから発酵食文化が盛んとなっており、現在取り組んでいる発酵をテーマとした地域振興活動などについて紹介されました。

 

真庭の発酵文化を発信するプレス向けイベントが開催

 

「発酵の町」岡山県真庭市

真庭市は岡山県北部・中国山地のほぼ中央に位置しており、北は鳥取県に接している市。酪農が盛んで、西日本を代表するリゾート地「蒜山(ひるぜん)高原」でも有名な地域。気候は年間を通じて穏やかながら、夏は比較的涼しく冬は寒いため、醸造業に向いています。

真庭市の特徴はその豊かな自然で、良質な水源が特徴。実は真庭市は全国的にも珍しい「軟水」と「硬水」の水源がある地域。

岡山県の三大河川の1つである「旭川」は軟水、その支流である備中川は中硬水。水源は発酵文化には欠かせない要素となっており、製造に適した気候なども相まって、昭和初期までには19件の酒蔵が存在していたそうです。

ところが、2012年には酒屋は僅か3軒、醤油屋が2軒、味噌・酢屋に至っては僅か1軒となってしまったそう。

しかし発酵食文化が廃れてしまった訳ではなく、ワインやパン、チーズなどの製造者・業者が移住してお店を開くことが増えてきていたそうで、発酵食に最適な地域であることは変わらなかったそう。

そこで地元を盛り上げるべく、真庭市内で事業を行う発酵企業7社で作るチーム「まにわ発酵’s」が立ち上げられ、発酵食で地域を盛り上げようと活動を行なっています。

 

真庭の発酵食を伝えたい

東京・新橋にある「とっとり・おかやま新橋館」で開催されたプレス向けイベントには、まにわ発酵’s 代表/河野酢味噌製造工場の河野尚基さんが登壇されました。

「まにわ発酵’s(まにわはっこうず)」は、真庭市にて発酵を生業とする7企業で結成されたチーム。

「地域を醸す」べく、ワークショップやレストランとのタイアップや発酵ツーリズム、共同醸造プロジェクトなどを立ち上げ、若い世代や日本中に真庭のことや発酵について発信することを目的として活動しています。

まにわ発酵’sが開催した真庭市民向けに発酵食がキャッシュオン形式で食べられる「the 発酵」や、マルシェ「MANIWA the HACCOU MRCHE」などのイベントでは、想定を上回る反響を得たと説明。

蔵などの見学を行う際は決められたルートを見学するもの。そこで作り手が直接案内するほか、マイクロブリュワリーであることから隠すところがないと話し、蔵の全てを見て知ることが出来る蔵見学ツアー「発酵ツーリズム」は特に人気となっているそう。

2022年にはグランピングをしながら蔵見学や収穫体験が出来る「OUTDOOR × HACCOS-地域を醸す-」や、気軽に訪れることが困難な時勢の際には「オンライン蔵見学」なども開催されています。

河野さんは、

「1番にあるのは、自分達の技術力の向上です。ですので常に100点ではなく、120点を目指していきたいと思っています。

それから、私たちの発酵を通じて真庭市のことをもっと知って欲しいと思っています。ぜひ実際に(真庭市に)来て頂いて、五感で感じて頂きたいですね。」

と話されました。

 

真庭の発酵食品を使ったメニューが食べられるフェアも開催

とっとり・おかやま新橋館では、3月15日から30日までの期間限定で、この真庭市の発酵食品を使用したメニューが食べられる「発酵ずフェア」を開催。

真庭市に直接行くことが出来ない方でも、現地の発酵食品を味わうことが出来る絶好の機会となります。

 

●ももてなし家 海鮮巻き(紅酢使用)

価格:1,300円

河野酢味噌製造工場が1年3ヶ月かけて仕上げる「紅酢」を使った純米酢を使用した海鮮巻きは、具材との相性もばっちりな酢飯に仕上がった一品。具材は岡山の海産物を中心に巻いています。

 

●ゆずディップ

価格:500円

河野酢味噌製造工場のゆず麹を使用した野菜ディップは、野菜の甘さが引き立つこと間違いなし。
※野菜はイメージです。

 

●和牛のたたき(辛しょうゆ麹)

価格:1,800円

御前酒蔵元 辻本店のしょうゆ麹に鏡野産の姫とうがらしが加わったピリッと辛みのある調味料を和牛のたたきに合わせてみました。

大根おろしと絡めてたたきをお口の中に頬張れば、辛みと肉の旨味のハーモニーが聞こえてきます。しょうゆ麹の自然の甘みもほのかに感じる逸品です。

 

●ひしおみそ和牛バーガー

 

価格:1,500円

河野酢味噌製造工場さんのひしおみそをソースに使った和牛の味噌バーガー。

創業より伝えられる製法に加え、低農薬栽培の秋ナスと大根をふんだんに使い、生醤油で仕込みを行った、一切の食塩水を加えない濃潤な味わいのおかず味噌が絶品。和牛の旨味と優しい味噌の風味のコラボレーションを味わえます。

 

●お酒

・御前酒 純米 美作
価格:グラス 500円、徳利 1,000円

御前酒が目指す味造り。”旨みがあってキレがある”そんな味わいを求める備中杜氏の故・原田巧さんから技を引き継ぎ、蔵人達は冬の間、日夜お酒を醸しています。

「純米造り美作」が持つ味わいには、そんな御前酒のお酒造りへのこだわりが最も良く現れています。

立ち上る香りは穏やかで、雄町米が持つ旨み・味わいの広がりが楽しめます。

冷やすとさらさらした喉越しですっきりするのに対し、ぬるめにお燗すると味わい深く実にしみじみとした味に変化。料理や気分に合わせて飲みたい1本となっています。

・三座ワイン(グラス・ボトル)

価格:ボトル 8,900円、グラス 1,600円

ヤマブドウ×カベルネ・ソーヴィニョンの交雑から生まれたヤマ・ソービニオンを主体にヤマブドウをブレンド。

熟したブラックベリーのアロマにシナモンやチョコ、バニラのような樽香が加わり、甘い香りなのに酸味がキレイにのって、タンニンはしっかりありながらもほど良く、バランス感に優れた味わい。お肉料理とのマリアージュがおすすめ!

 

●チーズ2種 ※商品によって変動

イル・リコッターロのチーズを日替わりで提供。
※数量限定

 

岡山県の北部、酪農やリゾート地として有名な蒜山高原で有名な岡山県真庭市。

「まにわ発酵’s」では「発酵ツーリズム」などの取り組みを通して、より多くの方に真庭市の発酵文化や魅力を伝えています。

特に現地に行った際は、他では知らない発酵に関する知識を話してもらえたり、普通は絶対に見ることが出来ない施設をツアーでは見せてもらえるなど、まさに五感で感じることが出来る体験が出来ます。

発酵について興味がある方はぜひ真庭市に足を運んでみてはいかがでしょうか。

旅行が出来ない方でも、新橋にある「とっとり・おかやま新橋館」にて3月15日から期間限定で「発酵フェア」が開催されるので、お近くに立ち寄った際はぜひ足を運んでみてください。

とっとり・おかやま新橋館:https://www.torioka.com/

まにわ発酵’s公式SNS:
Instagram「https://www.instagram.com/maniwa.haccos/」
Facebook「https://www.facebook.com/maniwahaccos/」

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