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「うまさ開発!高校生うみうまレシピコンテスト」高校生の受賞レシピがレストランで限定登場

東日本大震災で、甚大な被害を受けた被災地域の水産加工業の復興に尽力する「復興水産加工業販路回復促進センター」。

この度、復興水産加工業販路回復促進センターは「学校法人村川学園」と2024年1月7日に開催した「うまさ開発!高校生うみうまレシピコンテスト」にて、最終審査会で受賞したレシピを元にしたメニューを、東急プラザ渋谷6F「GRAND SESSION」内の期間限定レストラン・東京山手調理師専門学校の学内レストランで期間限定で一般販売を実施しました。

 

高校生たちの受賞レシピがレストランで期間限定で一般向けに提供

「うまさ開発!高校生うみうまレシピコンテスト」は、今年1月に開催された全国26校・144チームの高校生が参加したコンテスト。

本コンテストは東日本大震災の被災地域の水産品をテーマ食材として使ったレシピを開発するものとなっており、テーマ食材である「ボイルホタテ」「イカそうめん」「笹かまぼこ」「松川浦産あおさ」「寒いわし水煮 缶詰」の5つは、全て被災地域の水産品。

この中から1つを選択し、レシピを開発。一次審査を通過した16チームがそれぞれ日本料理・西洋料理・中国料理の3部門に分かれ、三陸・常磐の水産加工品の魅力を引き出すべく料理の腕を競い合いました。

集まったトップシェフたちによる審査の結果、全部門の中で最優秀賞に選ばれたレシピは神村学園高等部・Kamimuraチームの「イカそうめんと海鮮ムースのカダイフ風イカスミのソース」。

復興水産加工業販路回復促進センターは、本コンテストの各部門で受賞した高校生たちの開発レシピを元にしたセットメニューを期間限定で、東急プラザ渋谷6F「GRAND SESSION」内の期間限定レストランと、東京山手調理師専門学校の学内レストランにて販売しました。

 

食べ始めたらとまらない美味しさの「西洋料理セットランチ」を体験

今回、東京山手調理師専門学校の学内レストランでは、2月17日・23日・25日の3日間セットメニューの販売を開催。西洋料理セットランチ販売日にお邪魔し、本コースメニューを試食させて頂きました。

同校での販売は全て完全予約制となっていましたが、当日は一般の方で満席。これは料理への期待度もグンと高まります。

東京山手調理師専門学校の専任教師を務める香田さん、同校の広報を務める秋元さんの挨拶が行われると「楽しみだね!」と期待するお客さんの声も聞こえてきました。

当日は鹿児島県から、チーム「Kamimura」の上 優(かみ ゆう)さんと北園 未桜(きたぞの みお)さんのお2人が参加され、盛り付け・提供をお手伝い。

「宜しくお願いします。」

と挨拶すると、来場者からは満場の拍手が送られました。

メニューはAMUSE、ENTRE、POISSON、VIANDE、DESSERTSと本格的なコース形式で提供。

この中で高校生たちが考案した受賞レシピは、

●AMUSE:「帆立のクリーミーサンド」(岡山県立井原高等学校、チーム名:ばにらもなか、西洋料理部門 金賞)
●ENTRE:「三陸ブリーズサンド」(静岡県立相良高等学校、チーム名:nexus、西洋料理部門 金賞)
●POISSON:「イカそうめんと海鮮ムースのカダイフ風 イカ墨のソース」(神村学園高等部、チーム名:Kamimura、コンテスト最優秀賞)

の3品。

はじめに提供された帆立のクリーミーサンドは一口サイズで食べやすく、照り焼きダレを掛けた濃厚な帆立とクリームチーズが見事に調和し、相乗効果で旨味が倍増している一品。

青森県産の帆立に挟まれたクリームチーズの中にはたくあんが入っており、しゃきしゃきとした食感も楽しめる料理となっています。

こちらは厨房の様子。チーム「Kamimura」の2人も真剣な表情で盛り付けを行い、山手調理師専門学校のスタッフ・学生たちに混ざりながら料理を提供していました。

続いて提供されたENTREでは、受賞レシピの三陸ブリーズサンド(写真左)と真鯛のカルパッチョ(写真右)。

三陸ブリーズサンドの中にはあおさ・ツナマヨ・トマト、そしてコンテストのテーマ食材である宮城県産の笹かまぼこが入っており、食べ応えがありつつも優しい味わいに。

素材の味もしっかりと感じられ、一口食べたら止まらなくなる美味しさです。

そして、いよいよ最優秀賞を受賞したチーム「Kamimura」の“イカそうめんと海鮮ムースのカダイフ風 イカ墨のソース”の番になり、2人が直接料理を配膳してくれました。

コンテストで最優秀賞を受賞した料理ということもあり、期待感も最高潮に。

いざ口の中に入れてみると、外側のイカそうめんを使用した皮が柔らかくもサクッと噛み切れ、その後中のムースがトロッと出てくる二段構え。

岩手県産のイカそうめん以外にも7種類の海鮮食材を使っており、非常に濃厚な味わいに。イカ墨ソースと相まってコクがあり、イカ・海鮮の豊かな味わいが最後まで余韻として残るなど、最優秀賞に相応しい一品となっていました。

その後も、ジューシーな鴨肉と季節の野菜にフルーティなフランボワーズソースが絶品な「鴨胸肉のロースト フランボワーズソース 季節の野菜を添えて」、クレープや季節のフルーツなどのデザート盛り合わせが提供され、大満足のうちに試食が終了。

とても高校生が考案したとは思えない高レベルなメニューの数々で、なおかつそれぞれの料理で三陸・常磐の海鮮食材をしっかりと引き立てており、改めて「東北の海の幸は本当に美味しい」と改めて実感した試食会となりました。

 

チーム「Kamimura」の2人へインタビュー!

今回食材の盛り付け・提供のため、はるばる鹿児島県から駆けつけてくれた神村学園高等部・チーム「Kamimura」のお2人にインタビューもさせて頂くことに。

授賞式では体調不良で、1人で本番に臨まれた上 優さん(写真左)、今回一緒に駆けつることが出来た北園 未桜さん(写真右)。

改めて最優秀賞を受賞したレシピについてこだわりを聞いてみると、

「こだわりのポイントは簡単に言うと食感のパリッと感と、ムースのしっとり感です。この2種類で1口食べた時に2つの食感を感じることに気をつけました。」

と、とにかく食感にこだわったメニューだと上 優さんは話してくれました。

また北園 未桜さんは、

「最初は水に浸していたんですけど、べちゃべちゃになってパリッと仕上がらなくて。そこで霧吹きなら適度に調整が出来ることを見つけて、一気に完成に近づけました。」

とエピソードを披露。今回のイカそうめんをどう美味しく調理するかとても難しかったと話す2人でしたが、満面の笑みからは確かな達成感を感じられる様子も。

また、2人とも東北の食材はとても美味しかったと話しており、もし今回のコンテストが次回も開催されるとしたら参加してみたいか、と聞くと

「ぜひ参加したいです!」

と間髪入れず答えるなど、次回開催のコンテストへも意欲的な様子。

今回、一般の方に提供をしたのが初の経験だった2人に感想を伺うと、

「“美味しい”って言ってくれることが、調理してるこっちも笑顔になるというか。とても嬉しい気持ちになりました。」(上 優さん)

「自分の作った料理を一般の人に食べてもらって、笑顔になられてるところを見たので、ちょっと感動しちゃいました。」(北園 未桜さん)

とコメントして頂きました。

 

今回一般向にレストランで期間限定での提供となった「うまさ開発!高校生うみうまレシピコンテスト」の受賞作品。

来場した方が「美味しい」と笑顔になり、高校生とは思えない完成度のレシピを味わえた今回の取り組み。

東北の美味しい食材を味わいたいと思った方は、三陸・常磐地域の美味しい食材を厳選紹介するサイト「UMIUMA」をぜひチェックしてみてください。

UMIUMA:https://umiuma.jp/

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